江戸川区の戸建て・アパート・低層マンションの外壁塗装は株式会社SHP

HOME
LINE受付
電話受付
メール受付

鉄骨階段など、鉄部塗装の重要性とメンテナンス方法について

鉄骨階段などの鉄骨の構造物が屋外に設置されている場合は、風雨にさらされることで錆が発生することがあります。
錆が発生すると見た目が悪いことはもちろんですが、錆びの進行を放置した場合は、鉄骨の折れ、欠けが生じたり、崩落事故が発生することもあります。
鉄骨階段などの鉄部は、定期的に塗装工事を行うといったメンテナンスが重要になります。

鉄骨階段が使われている個所

鉄骨階段は、様々な場所で身近に使われています。
ビルや工場の階段、商業施設の非常用階段、アパートの共用部分などが代表例でしょう。
いずれも鉄であるために耐久性が高いことに注目して鉄骨階段を導入していると思います。
ちなみに、東京タワーでも鉄骨階段が使われています。1958年に建てられてから、現在まで現役で使われていますし、一般の方が鉄骨階段を上ることもできます。
また、東京タワー本体も鉄骨造りですが、いつ見ても鮮やかな赤い色を維持しており、錆とは無縁です。
これは、東京タワーの鉄骨が特別なのではなく、5年に1度の頻度で塗装によるメンテナンスが行われているからなのです。
このように、鉄骨階段を初めとする鉄骨造りの構造物は、塗装によるメンテナンスをしっかり行っておけば長持ちさせることが可能なのです。

鉄骨階段などが劣化する原因

鉄骨階段を導入した方の中には、その劣化に悩まされている方も少なくないと思います。特に錆の進行がひどく、見た目も悪くなることに頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
鉄骨造りの構造物は、耐久性が高いと言われていますが、屋外にある場合は、メンテナンスを怠ると塗装が剥がれて錆が進行してしまいます。

鉄骨階段などが錆びやすい環境

鉄骨階段などが錆びやすい環境は、次のような環境です。

✅雨にさらされやすい場所(酸性雨による錆びの進行)
✅湿度の高い場所(湿度60%以上)
✅海が近く潮風が届く場所(塩害リスク)

上記のような条件がそろった環境では、鉄骨階段などは錆びやすいため、特に念入りなメンテナンスが必要です。
いずれにも該当しない場所であっても、屋外の鉄骨は、湿度によっても錆が進行するため、メンテナンス不要というわけにはいきません。

鉄骨階段などの錆を防ぐために重要なこと

鉄骨階段などの錆を防ぐことは可能なのでしょうか?
結論から言うと、錆を防ぐことは可能です。
錆は鉄部が空気中の湿分、塩分、汚染ガス、ごみなどと触れ合うことにより生じてしまいます。そこで、鉄部を完全に覆い、直接、空気と触れ合わない状態にしてやれば、錆が発生することはありません。
そのために有効なのが、塗料(ペンキ)や、さび止め油(防錆油)を塗ることです。
ちなみに、博物館などに展示されている日本刀の刀身も鉄でできていますが、これも手入れをしないままに放置したら必ず錆びてしまい、鑑賞に堪えない状態になります。いつ見てもきれいな輝きを保っているのは、定期的にさび止め油(防錆油)を塗って、保護しているからなのです。

鉄骨階段などが錆びた場合に起きるトラブル

鉄骨階段などが錆びた場合は、見た目が悪いだけでなく、様々なトラブルを生じさせてしまいます。

見た目が悪くなる

鉄骨階段などが錆びた状態に好印象を抱く方はあまりいないと思います。部分的な錆が発生しているだけでも気になると思いますが、鉄骨階段全体が錆びている場合は、よくないイメージを与えてしまいます。
アパートなどの賃貸物件の場合は、外観も重要なので、鉄骨階段全体が錆びていると「古い」「汚い」「安い」「住民の質が低い」といった印象を与えてしまい、空室が生じやすくなったり、賃料を下げないと借り手がつかないといった事態になりかねません。

手や衣服が汚れてしまう

鉄骨階段などが錆びた状態になってしまうと、うかつに素手で触れることができません。
錆びた状態の階段の手すりに素手で触れた場合はもちろん、衣服に触れただけでも、錆が付着してしまい、汚れるだけでなく、さび臭いにおいが残ってしまうこともあります。

いったん発生した錆びは進行が速い

屋外の鉄骨の構造物は、ほとんどが塗装で保護されていますが、部分的に塗装が剥げたりしてその部分が錆びてしまうこともあります。
この場合、錆びているのは塗膜が剥がれた部分だけと思いがちですが、錆びは塗膜の内側で進行する性質があります。
そのため、錆びている部分を中心に塗膜に保護されている鉄部にも錆が広がり、やがて、塗膜が剥がれたときに錆びの広がりに気づくこともあります。
錆びの進行に気づかずにいたところ、触っただけで、鉄部がぼろぼろと剥がれてしまうこともあります。
このようにいったん発生した錆びは、思いのほか広がりが速いので、錆びを落とした上での再塗装などのメンテナンスが重要になります。

鉄骨の折れ、欠けが生じる

鉄骨の錆が発生しているのに放置した場合は、どんどん錆が進行してしまいます。
錆が鉄部の内部まで進行してしまうと、いずれ穴が開いてしまうことがあります。鉄骨に穴が開いてしまうと、見た目が悪いだけでなく、鉄骨の構造物そのものの強度が大きく下がってしまいます。
特に、鉄骨階段の場合は、踏板の接合部分で錆が進行していると、足を掛けた途端に、踏板全体が崩落してしまい、歩行者が大怪我をしてしまうこともあります。
また、手すりや柱も、寄りかかったり、体重をかけた途端に抜け落ちて、歩行者が転落してしまうこともあります。
このような場合、構造物の占有者または所有者が怪我を負った人に対して損害賠償しなければなりません(民法717条)。
こうした事故を防ぐためにも、鉄骨の構造物の錆には日頃から気を付けることが大切です。

鉄骨階段などの鉄骨の構造物の塗装の手順

鉄骨階段などの鉄骨の構造物を長期間にわたって、安全に使うためには、塗装によるメンテナンスが欠かせません。
例えば、東京タワーは5年に1度の頻度で、塗装によるメンテナンスを行っているからこそ、現在まで崩れることになく、建っているわけです。
鉄骨階段などの鉄骨の構造物の塗装の手順を確認しておきましょう。

下地処理

鉄骨階段などの塗装工事を行う際は、泥、コケ、藻などの表面の汚れを落とすことはもちろんですが、最も大切なことは、劣化した塗膜や錆を除去することです。
錆びている部分を削り落とすことはもちろん、古い塗装で浮いている部分はすべて剥がします。
既に述べたとおり、鉄部の錆は内部でも進行するため、塗膜が剥がれて錆びている部分の錆を落とすだけでなく、その周辺の塗膜も剥がして、錆びている部分を削る必要があります。
こうした作業をケレン処理と言います。
主にディスクグラインダーで錆や塗膜を削り、ディスクグラインダーが入らない場所はやすりやサンドペーパーを使います。
ケレン処理を怠ると、錆びが付着したり、塗膜が浮き上がった状態の上に塗装する形になるため、鉄部を保護することができません。

鉄の腐食状況によっては溶接補修を行う

鉄部の錆が進行して穴が開いている状態の場合は、その穴をふさぐ必要があります。穴の発生が部分的なものにとどまる場合は、部分溶接補修により穴をふさぐ形で補修することができます。
穴が開いている状態を通り越して、完全に抜け落ちている場合は、全面的に交換が必要になることもあります。
こうした作業は塗装業者よりも、板金業者の専門分野になるため、板金業者と協力して確認する形になります。

錆止め塗装を行う

下地処理と補修を終えたら、さっそく塗装工事に取り掛かります。まず最初に行うのが、錆止め塗装です。
防錆効果の高い顔料を含む塗料を塗ることで、強い塗膜を形成し、鉄を錆びさせる水や酸素との接触を遮断する役割を果たします。
また、下塗り塗料としての役割もあり、仕上げ塗料の密着性を高める効果もあります。
錆止め塗料は、赤い色(赤さび色)の塗料が使われることが多いです。赤い色だと、鮮やかなので錆止め塗装がしっかり塗れているかどうか確認しやすくなります。
ただ最近では、錆止め塗料も様々な色が出ていますし、無色透明の錆止め塗料もあります。
どの色を使うかは現場の状況や上塗り塗料との兼ね合いなどから決めます。

仕上げ塗装

錆止め塗料は、かなり強固な塗膜を形成しますが、それだけでは紫外線に弱く、劣化が早いため、鉄部本体及び錆止め塗料を保護する意味で、仕上げ塗装を行います。
仕上げ塗装は、最終的に仕上げたい色の塗料を中塗り、上塗りと二回塗装する形で行います。

油性(溶剤)塗料と水性塗料のどちらを選ぶべきか

鉄骨への塗装に使う塗料は、油性(溶剤)塗料が一般的ですが、水性塗料も利用できます。
水性塗料というと木材にしか使えないイメージがあるかもしれませんが、鉄骨にも塗装できるものもあります。

油性(溶剤)塗料は、屋外の鉄骨塗装で利用されます。臭いはきついですが、比較的乾燥するのが早く、耐久性にも優れています。
水性塗料は、主に室内で塗装する必要がある場合に用いられます。耐久性は劣りますが、雨や水が当たらない場所であれば、それほど気にする必要はありません。

鉄骨階段などの鉄骨構造物の塗装を検討すべきタイミング

鉄骨階段などの鉄骨構造物の大敵は錆びです。
錆が進行してしまうと、どんなに頑丈な鉄骨構造物でも脆く崩壊しかねません。
鉄は塗膜に覆われていないと簡単に錆びてしまいますし、いったん錆が発生すると進行は早いものです。
そのため、鉄部の塗装が剥がれていたり、わずかでも錆が確認された場合は、塗装を行うべきタイミングと考えて、塗装業者に相談することが大切です。

まとめ

鉄骨階段などの鉄骨の構造物に錆が生じると見た目が悪くなるだけでなく、錆が深刻化することで、強度の低下にもつながりかねません。
鉄骨階段の場合は、踏板や手すりが崩落することによる転落事故などが発生することもあります。
こうした事態を防ぐためには、鉄部の塗装が剥がれていたり、わずかでも錆が確認された時点で塗装業者に相談して再塗装を検討することが大切です。
弊社は江戸川区を拠点に、地域密着で塗装工事を行っております。これからも地元の方の期待に応えられるようより高い塗装技術と知識を会得していく次第です。当社事務所でのお打ち合わせ、ご相談もお気軽にご来社ください。

▷放置は絶対にNG!外壁塗装が必要な劣化症状をご紹介

▷【2024年最新】江戸川区の外壁塗装で使える助成金とは?

▷江戸川区の気候から見た外壁塗装・屋根塗装のベストシーズンとは?

最新記事

  1. 東京都江戸川区にて雨漏り修理・防水塗装工事〈アパート屋上からの雨漏り〉

  2. 千葉県市川市にて外壁塗装・屋上防水〈保育園の塗装メンテナンス〉

  3. 江戸川にて外壁塗装・屋根塗装〈付帯部とベランダを含む塗装メンテナンス〉

PAGE TOP