江戸川区の戸建て・アパート・低層マンションの外壁塗装は株式会社SHP

HOME
LINE受付
電話受付
メール受付

外壁の色褪せはなぜ起こる?経年劣化の対策方法について

外壁の色褪せは、紫外線により外壁の塗料がダメージを受けること等により発生します。一言でいえば経年劣化です。
外壁の経年劣化は避けられませんが、外壁の色褪せを遅らせることは可能です。また、すでに外壁の色褪せが発生してしまっている場合は、外壁の劣化が進行している証なので再塗装などのメンテナンスを行うべきタイミングになります。
外壁の色褪せが生じる理由と予防方法、対処方法について解説します。

外壁の色褪せが発生する原因

外壁の色褪せが発生する原因は、主に次の2つです。
✅紫外線により外壁の塗料がダメージを受ける
✅外壁の塗料の化学的な組成が変化する
一つ一つ確認していきましょう。

紫外線により外壁の塗料がダメージを受ける

日々、紫外線を浴びることにより、外壁の塗料にはダメージが蓄積していきます。
塗料の色の源となるのは顔料ですが、顔料は分子結合により構成されています。紫外線の強いエネルギーを受けることにより、この顔料の分子結合が破壊されてしまいます。
その結果、本来の色味が出せなくなったり、変色する形で、色褪せが生じます。

また、酸化チタン(白色塗料)を主成分とする塗料の場合は、紫外線を受けることにより劣化の原因となるラジカルを生成することも色褪せの原因の1つです。ラジカルが発生すると、塗料の樹脂や有機顔料がダメージを受けて劣化するばかりでなく、チョーキング現象という塗料が脆くなる現象も引き起こします。

外壁の塗料の化学的な組成が変化する

外壁の塗料は、紫外線だけでなく風雨にも晒されています。
酸性雨やPM2.5なども、外壁の塗料を劣化させる要因で、付着したままだと、塗料の化学的な組成が変化してしまい、色褪せの原因となってしまいます。
特に、外壁がPM2.5に晒された後は、きれいな水で洗い流すことにより、劣化が進むことをある程度防げますが、外壁のすべてを水洗いすることはなかなか難しいものがあります。

外壁の色褪せを遅らせる方法

外壁の色褪せは、経年劣化なので避けることはできません。
ただ、外壁塗装の際にいくつかのポイントを抑えておけば、外壁の色褪せの進行を遅らせることは可能です。

定期的に外壁をクリーニングする

外壁の色褪せは、外壁の表面の汚れや酸性雨やPM2.5、黄砂といった汚染物質によって生じることがあります。
こうした汚れ等は、きれいな水で洗い流すことにより、落とすことができます。
PM2.5や黄砂の飛来は、天気予報でも確認できますから、飛来した後は、外壁を水洗いすることによって、汚れを落としておくと、色褪せ防止になります。

外壁をコーディングする

外壁塗料を塗った際に、耐候性や紫外線からの保護効果があるコーティング剤を塗ることも、外壁塗料の色褪せを遅らせるのに効果があります。
ただ、外壁塗料との相性の問題もありますから、詳しくは外壁塗装業者と相談すべきです。

色褪せしにくい塗料を選ぶ

塗料の種類により、色褪せしやすい塗料と色褪せしにくい塗料があります。
色褪せしにくい塗料として知られているのが、ラジカル制御塗料と呼ばれる塗料です。
ラジカル制御塗料は、塗料の劣化を早めるラジカルの発生を抑えることができるラジカル制御型酸化チタンを主な成分とする塗料です。
酸化チタンの表層に発生するラジカルを閉じ込めるためのラジカル抑制層が形成されているため、ラジカルが顔料にダメージを与えません。さらに、ラジカルが漏れた場合でも、ラジカルを捕らえるための光安定剤(HALS)も添加されており、ラジカルによる顔料へのダメージを二重の仕組みで抑えています。

また、耐用年数の長い塗料を選ぶことも色褪せ対策になります。
やはり、耐用年数の短い塗料だと、それだけ早く、塗料の色褪せが進行してしまいます。

色褪せしにくい色を選ぶ

外壁の塗料の色によっても、色褪せのしやすさは異なります。
色褪せがしやすいかどうかを「耐光性」に優れているかどうかで説明されることがありますが、彩度の低い色(くすんだような色)は耐光性に優れている一方で、彩度の高い色(鮮やかな色)は耐光性に劣ると言われています。
具体的に見ていきましょう。

色褪せしにくい色の塗料

色褪せしにくい色は、青色、白色、黒色です。
青色、白色は、光を反射しやすいため、紫外線の影響を受けにくい色になります。外壁の色褪せや劣化を感じさせにくい色ということができます。
また、熱を吸収しにくいため、外壁の素材自体の劣化を抑えられる効果も期待できます。
一方で、彩度が低いために汚れがついた場合は目立ちやすい点が難点です。

黒は、着色力が高いために紫外線によっても色素が分解されにくく、色褪せを防ぎやすい特徴があります。
ただ、熱を吸収してしまうため、夏場は外壁が熱くなりますし、そのために外壁の劣化が早まってしまう可能性もあります。

色褪せしやすい色の塗料

色褪せしやすい色は、赤色、紫色、黄色、緑色です。いずれも彩度の高い色(鮮やかな色)なので、色褪せが目立ちやすくなります。
この中でも特に色褪せが目立つと言われているのが、赤色です。
はっきり目立つ色なので、わずかに退色したに過ぎない場合でも、他の色と比べて、色褪せが目立ってしまいます。

色褪せしやすい色の塗料を使いたい場合

色褪せしやすいと分かっていても、その色の塗料を使いたいと思う方もいらっしゃると思います。
色褪せしやすい色を選ぶ場合は、再塗装の頻度がどうしても多くなってしまうことは覚悟する必要があります。
色褪せしやすい色を活かしながら、長持ちさせたい場合は、色褪せしにくい青色、白色、黒色を混ぜた色合いを選ぶと良いかもしれません。
例えば、赤色+白色の混色でピンク色にすれば、色褪せが目立ちにくくなります。
紫色にしても、紫色+青色で、青紫色ならば、色褪せが目立ちにくくなります。

外壁塗料の色の選び方

外壁が色褪せてきたら、塗装工事を検討されると思いますが、その際の外壁塗料の色の選び方のポイントを紹介します。

色見本は実物で確かめる

塗料の色見本は、塗料メーカーがサイトで公開していることが多いです。実際にその色の塗料を使った住宅例も紹介されていることもあります。
しかし、モニターで見るのと実物で見るのとでは、やはり違いがあることは否めません。
モニターで見るだけでなく、外壁塗装業者に問い合わせて、色見本などの実物を見せてもらって確認することが大切です。

色見本は屋外で見る

外壁塗料は外に塗るものですから、家の中で選んで決めるのではなく、実際に家の外に出て、色見本を基に、建物がどのように見えるのかをイメージすることが大切です。
晴れた日だけでなく、曇の日、雨の日、夜中はどのように見えるのかも考慮して選ぶと、失敗が少ないと言えます。

外壁の色により建物の見え方が異なる

外壁の色は建物の印象を大きく左右します。
例えば、外壁が赤色系の暖色だと、建物が実際よりも大きく見える傾向があります。
一方、青色系の寒色だと、建物が実際よりも小さく見えてしまいます。

また、周辺の色との兼ね合いも重要です。
隣近所の住宅の外壁が、だいたい同じ色なのに、自分の家だけ、異なる色を選ぶと目立ってしまいます。
特に、赤色系の暖色や白色を選ぶ場合は、周囲の家から浮いてしまう可能性も考慮する必要があります。

外壁の色褪せは再塗装のサイン

外壁の色褪せが生じてしまった場合はどうしたらよいのでしょうか?
結論から言うと、外壁の色褪せが生じた場合は、再塗装を行うべきタイミングなので、外壁塗装工事を検討すべきです。

外壁の色褪せだけで、外壁塗装工事を行うのは早すぎるのではないかと思われるかもしれませんが、実は、外壁の色褪せの段階で再塗装を行うのがベストなのです。

外壁の色褪せを放置するリスク

外壁の色褪せが生じていても、再塗装はまだ早いと考えて、放置した場合は、様々なリスクがあります。
外壁の色褪せが生じたということは、外壁の劣化が進行している証拠です。それを放置した場合は、外壁の劣化が更に進行して次のような症状に発展してしまいます。

チョーキング現象が生じる

チョーキング現象とは、外壁に手で触れることにより、粉状のものが付着する現象です。雨や紫外線によって塗料の中の合成樹脂が分解されて、顔料が粉状になって、塗装の表面に現れた状態です。
色褪せているだけでなく、そもそも、色の素となる顔料が出ている状態なので、外壁の塗膜の劣化がかなり進んだ状態になります。
ただ、チョーキング現象だけで、他に外壁の劣化がない段階であれば、再塗装だけで外壁を保護することも可能です。

塗膜の剥がれが生じる

外壁の塗膜の剥がれが生じている場合は、外壁の塗装が効果を失っている段階です。
外壁材は、外壁の素材自体は、耐水性がないものがほとんどです。例えば、窯業系サイディング材は、セメントを主な原料としており、耐水性は、工場出荷時の初期塗装により持たせています。この塗装が剥がれた場合は、セメントが雨水を吸収する状態になり、素材の劣化を早めてしまいます。
そのため、外壁の塗膜の剥がれが確認できる場合は、できる限り早めに再塗装を行う必要があります。

外壁材にひび割れ等が生じる

色褪せの段階から外壁の劣化がさらに進行すると、塗料による保護性能が失われるため、外壁材が傷みやすくなります。
その結果、外壁のひび割れ、クラック、欠け、一部の脱落と言った深刻な症状に発展してしまいます。

色褪せた外壁の補修ならば、再塗装だけで済みますが、このように外壁材自体が傷んでいる場合は、再塗装の前に、補修工事を行う必要があります。
ひび割れやクラックならばコーキングを打つだけで足りることがほとんどですが、欠け、一部の脱落が生じている場合は、外壁材の交換も検討しなければならないことがあります。
このように、外壁の劣化を放置した後で、補修工事を行う場合は、工事費用が多額になってしまいがちです。

まとめ

外壁の色褪せは、住宅の見た目が悪くなるだけでなく、外壁の塗装が劣化しているサインでもあります。
外壁が色褪せた段階で、再塗装を行っておけば、外壁が更に劣化して深刻な状態に発展することを防げます。
弊社は江戸川区を拠点に、地域密着で塗装工事を行っております。これからも地元の方の期待に応えられるようより高い塗装技術と知識を会得していく次第です。当社事務所でのお打ち合わせ、ご相談もお気軽にご来社ください。

外壁塗装におけるコーキング工事とは?役割や劣化症状について

▷流行りの塗料【ラジカル制御型】ってどんな塗料?人気の秘密をご紹介!

▷【2024年最新】江戸川区の外壁塗装で使える助成金とは?

最新記事

  1. 千葉県市川市にて外壁塗装・屋上防水〈保育園の塗装メンテナンス〉

  2. 江戸川にて外壁塗装・屋根塗装〈付帯部とベランダを含む塗装メンテナンス〉

  3. 江戸川区にて雨漏り修理・塗装工事・防水工事

PAGE TOP