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外壁塗装の見積もり時は要チェック!「ケレン作業」の重要性について

外壁塗装のケレン作業とは何か? そもそも外壁塗装でケレン作業を行う必要があるのか? といった疑問を抱く方も少なくないと思います。
ケレン作業は、鉄部のサビや剥がれかかった古い塗膜を削り落とすための工程です。ケレン作業をやらずに塗装した場合は、新しい塗装が古い塗膜といっしょに剥がれ落ちてしまい、新しい塗装の耐久性を十分に発揮できないことがあります。
外壁塗装のケレン作業は、新しい塗装の耐久性を左右する重要な工程であることについて解説します。

外壁塗装のケレン作業とは

外壁塗装におけるケレン作業は、鉄部のサビや古い塗膜を除去するための工事で、下地処理・補修の段階で行われます。

外壁塗装の主な工程は次のとおりです。

✅足場の設置
✅高圧洗浄
✅下地処理・補修
✅養生
✅下塗り
✅中塗り
✅上塗り
✅後片付け

つまり、外壁をきれいに洗った後で、改めて外壁の状態を確認し、鉄部にサビが生じていたり、古い塗膜が剥がれかかっている場合に、ケレン作業を行い、サビを除去したり、剥がれそうな塗膜を剥がすわけです。

外壁塗装のケレン作業が必要な場合

外壁塗装のケレン作業は、必ず行うわけではなく、必要な場合に行うものです。
ケレンが必要になるのは、次のケースです。

下地が鉄でサビが発生している場合

外壁の素材がスチールの場合は、そのままでは錆びてしまうため、塗装により保護しています。トタンの外壁などが代表的でしょう。
その塗膜が剥がれてサビが発生してしまうことがあるため、サビを落とすとともに、サビの周りの剥がれかかった塗膜を除去する作業を行います。

古い塗膜が剥がれかかっている場合

外壁の素材が何であるかに関わらず、外壁の古い塗膜が剥がれかかっている場合は、その古い塗膜を除去する必要があります。
鉄部の塗膜が剥がれかかっているケースがほとんどですが、木部の塗膜でも剥がれかかっている時は、ケレン作業が必要です。

ケレン作業が必要なのに行わなかった場合はどうなるか?

ケレン作業が必要な状態なのにケレンを行わなかった場合は仕上がりに問題が生じます。

新しい塗膜が剥がれやすくなる

外壁塗装のケレン作業が必要な状態なのに、ケレン作業を行わずに塗装した場合は、新しい塗膜が剥がれやすくなってしまいます。
特に、古い塗膜が剥がれかかっている場合は、その上に新しい塗料を塗っても、いくらも経たないうちに、古い塗膜といっしょに新しい塗膜も剥がれてしまうことがあります。
剥がれかかった古い塗膜は素材への付着力が弱くなっているからです。
そこで古い塗膜を削り落として、新しい塗膜が古い塗膜といっしょに剥がれないようにする必要があります。

仕上がりが凸凹になる

サビが発生したり、塗膜が剥がれかかっている箇所は、下地が見えている部分と古い塗膜が残る部分が混在しているため、均一ではありません。
その上に新しい塗装を塗っても、仕上がりが凸凹になってしまいます。
そこで、ケレン作業を行うことで、凸凹を極力少なくし、仕上がりが平らになるようにする必要があります。

サビの上から塗れる塗料もある?

塗料には、サビの上から塗ることができる塗料もあります。
こうした塗料を選べば、素材の鉄部に多少サビが生じていても問題なく塗ることができますが、だからといって、ケレン作業が必要なくなるわけではありません。
プロの塗装業者であれば、そうした塗料を使う場合でも、ケレン作業を行い、サビを落とせるだけ落としてから次の工程に進みます。

外壁塗装のケレン作業の種類

ケレン作業には、1種から4種まで4種類の作業方法があります。
外壁塗装のケレン作業で行われるのはこの内、2種から4種までのケレン作業です。

1種ケレン作業

1種ケレン作業は、ブラスト法と呼ばれる方法で行われるケレン作業のことです。
粒子状の研磨材を鉄部に噴射し、鉄部の粗化、研削、研掃等を行う表面加工処理方法です。
より細かく説明すると、使用環境により、乾式(ドライ)ブラストと、湿式(ウェット)ブラスト。粒子の加速方法により、機械式とエア式があります。
いずれにしても、1種ケレン作業は特殊な工法のため、外壁塗装で用いられることはありません。

2種ケレン作業

鉄部のサビの状態がひどい場合や範囲が広い場合等に、サビや塗膜を完全に除去するためのケレン作業です。
電動工具などを用いて、下地の鉄肌が現れるまで、徹底的にサビと塗膜を落とします。

3種ケレン作業

鉄部のサビが所々に生じている場合等に、サビや塗膜を部分的に落とすためのケレン作業です。
電動工具などを用いて、目立つサビや剥がれかかっている塗膜だけを削り落とします。
そのため、3種ケレン作業の後は、鉄部の場合、鉄肌が見えている部分と塗膜が残っている部分が縞模様のように混在している状態になります。

4種ケレン作業

サビがない場合に、古い塗膜のみ削るケレン作業です。サビが発生していない状態でも、塗膜は剥がれやすくなっている部分もあるため、こうした箇所を削り落とすことで、新しい塗膜がすぐに剥がれないようにしてやる必要があります。
2種ケレン作業、3種ケレン作業では、主に電動工具が用いられますが、4種ケレン作業では手作業が多いです。

外壁塗装のケレン作業で使う工具

外壁塗装では、主に2種から4種までのケレン作業が行われますが、主に使用される工具はディスクサンダーです。
騒音はそれ程ではありませんが、削り落としたサビや古い塗膜は勢いよく飛ぶことがあるため、作業前に周辺に飛び散らないように養生を行う必要があります。
手作業では、ワイヤーブラシマジックロンサンドペーパー等が主に用いられます。

外壁塗装におけるケレン作業の費用・相場

外壁塗装におけるケレン作業自体の費用・相場は、それ程かかりません。
ケレン作業に必要な道具のうち、ディスクサンダーに装填するクリーニングディスク、ワイヤーブラシ、マジックロン、サンドペーパー等は消耗品ですが、特別に値が張るものはありません。
費用の大半は、職人の人件費になります。
費用の相場の目安としては、次のようになります。

2種ケレン作業 1,500円から2,000円(/㎡)
3種ケレン作業 600円から1,000円(/㎡)
4種ケレン作業 200円から400円(/㎡)

一般的な住宅で行われるケレン作業であれば、2万円から4万円程度で収まることがほとんどです。
ただ、鉄部が多く、サビや塗膜の剥がれがひどい場合は、作業に時間がかかってしまうため、10万円台の費用がかかってしまうこともあります。

外壁塗装の見積もりでチェックしたいこと

ケレン作業は、外壁塗装工事では、メインの作業ではありませんが、新しい塗装の耐久性を左右する重要な工程です。
見積もりをもらった際は、見積もり書の中に、ケレン作業の費目があるかどうか確認しましょう。
ケレン作業の費目がない場合は、ケレン作業は必要ないのかどうか、塗装業者に確認してください。
外壁に鉄部があり、サビが生じている場合は、基本的にケレン作業が必須です。
もっとも、錆びている部分が少なく、ケレン作業の手間がかからない場合は、下地処理・補修のための下地処理費の中にまとめられていることもあります。
そのような場合は、下地処理費が高額すぎないかなど、上記で紹介した外壁塗装におけるケレン作業の費用・相場の数字から計算して見てください。

外壁塗装工事中にチェックしたいこと

外壁塗装工事は、施主が家に住んでいる状態で行われます。
そのため、外壁塗装工事の工程を逐次確認することが可能です。外壁塗装の職人に、現在どのような工程を行っているのか、折に触れて質問してみるのもよいでしょう。
ケレン作業は、高圧洗浄と外壁の下塗り工程の間に行われるのが一般的です。
ディスクサンダーを用いた作業を行っていれば、ケレン作業が行われていることが一目瞭然だと思います。
もしも、ケレン作業らしい作業をやらずに、高圧洗浄からいきなり、下塗り工程に取り掛かろうとしている場合は、ケレン作業や下地調整は必要ないのか確認すべきです。

ケレン作業は外壁塗装の耐用年数を長くするための重要な工程

外壁塗装というと、どうしても、新しい塗装を塗る工程。それも、最終的な上塗り工程ばかりが注目されがちです。
しかし、上塗りした塗装を長く維持するためには、その前段階である下地処理、その中でも、サビや古い塗膜を落とすケレン作業が大変重要になります。
ケレン作業を省略することは手抜き工事と言っても過言ではありません。
塗装工事には高額な費用がかかるため、塗膜を長持ちさせたいと考えている方がほとんどだと思います。
そのためには、しっかりとしたケレン作業を行う優良な塗装業者に依頼することが大切です。

まとめ

外壁塗装におけるケレン作業は、下地の凹凸をなくすことにより、新しい塗料を塗った際の仕上がりをよくすることはもちろんですが、新しい塗料が本来の耐久性を発揮するための重要な工程です。
弊社は江戸川区を拠点に、地域密着で塗装工事を行っております。
ケレン作業が必要な現場では、しっかりと下地調整、補修を行い、仕上がりはもちろん、新しい塗料が十分な耐久性を発揮できるように心がけています。
これからも地元の方の期待に応えられるようより高い塗装技術と知識を会得していく次第です。外壁塗装に関してお困りのことがあればいつでもお問い合わせください。

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